活動報告

令和5年(2023年)4月〜

「令和6年度自殺予防新春フォーラム」を行いました。

日付:令和7年1月19日(日)
場所:生涯学習センター 3階 講堂

 厚生労働省発表の人口動態統計による令和5年の本県の自殺者数は176人で、前年より33人減少し、2年ぶりに全国ワーストを脱しましたが、依然として全国平均を上回り、予断を許さない状況です。特に、秋田県は全国と比べて高齢者の自殺率が高い傾向があることから、高齢者の自殺予防をテーマとしたフォーラムを開催いたしました。
稲村 茂 会長の開会挨拶の後、介護老人保健施設悠久荘の施設長で医師の清水徹男先生から、「介護現場から見えた高齢者のこころ」というテーマでご講演いただきました。
スライドを使ってのお話の後、コーディネーターの稲村 茂 様(メンタルクリニック秋田駅前 院長)との意見交換や会場からの質疑応答などが行われました。
認知機能や身体機能の低下や社会との接点の減少からの不安感や、人に迷惑をかけたくないという意識からの孤立感など、高齢者が抱えている課題を理解し、本人や介護する家族が安心してSOSを発信できる環境づくりも大切であると感じました。
 後半は、高齢者の方の支援に取り組む皆さまにご登壇いただき、「地域での高齢者支援の現場からの報告」というテーマで活動発表を行っていただきました。下記にご紹介いたします。(当日発表順)
・八郎潟町 メンタルハート八郎潟 代表 齋藤 志郎 氏
・能代市 傾聴ボランティア「絆の会」 代表 大山 テツ子 氏
・きらら医療福祉プラザ きら・りえ 管理者  豊嶋 廉敬 氏
・秋田災害支援プロジェクトalecole(あれこれ) 代表 千葉 菜津樹 氏
4名の方に発表いただいた後、コーディネーターのNPO法人蜘蛛の糸 理事長 佐藤久男 様より総括のコメントをいただきました。
 地域のサロン活動や介護施設、災害支援の現場等、さまざまな視点から、高齢者の現状や心理等を知る貴重な機会となりました。

「自殺予防街頭キャンペーン」を行いました。
日付:令和6年12月10日(水) 場所:秋田駅東西連絡通路「ぽぽろーど」

2001年に国が自殺予防運動の日として定めた「いのちの日」(12月1日)に合わせて毎年行っている12月の街頭キャンペーンを、今年度も実施いたしました。

今回も、神部副知事、柿﨑秋田副市長はじめ、県・秋田市議会議員、県・秋田市職員、ボランティア・民間団体の他、東日本旅客鉄道㈱橋本秋田駅長と職員の皆さま等、約50人にご参加いただきました。朝7時から通勤通学で秋田駅前をご通行される方1,800人の方に、「県民の一人の“いのち”は県民みんなの“いのち”です」「あなたの一言が大切な人の命を守ります」と声をかけながら、自殺予防に関するパンフレットや相談会チラシ、PR用ティッシュ等を配布し、相談窓口の周知と自殺予防への協力を呼びかけました。
また、10月末時点での県内の自殺者数について、前の年の同じ時期に比べると減少しているものの、20歳未満は増加していることをうけて、秋田大学手形キャンパス内でも同様に、自殺予防に関するパンフレットを配布いたしました。
引き続き、相談会やマスメディア等による普及啓発等、自殺予防運動の取組みを続けてまいります。


「自殺予防県民運動大会」を行いました。

日付:令和6年12月1日(日)
場所:あきた芸術劇場ミルハス 4階 小ホールA

 第15回目となる、秋田ふきのとう県民運動大会を「あきた芸術劇場ミルハス」(秋田市)において開催しました。
 はじめに、開会の言葉を秋田ふきのとう県民運動実行委員会 副会長 須藤 広悦より申し上げ、続いて当実行委員会 会長 稲村 茂 より、開会の挨拶を申し上げました。
ご来賓には、秋田県副知事 神部 秀行様、秋田市保健所 所長 伊藤 善信様、秋田県議会自殺予防対策議員連盟会長 北林 丈正様 にお越しいただき、ご挨拶を頂戴いたしました。
 その後は基調講演として、気分障害や不安障害の研究で日本を代表する医師でもある、赤坂クリニック院長・坂元薫様にご登壇いただき、「こころの叫びに 気付き・支え・つなぐ-パパゲーノ効果を求めて-」というテーマでお話いただきました。
 続いて、秋田県を中心に活躍されているタレントで、ボランティア活動にも積極的に取り組まれている石垣政和様から、ユーモアを持って人と関わることの大切さについて、「面白き こともなき世を 面白く」というタイトルでご講話いただきました。
後半の「民・学・官・報連携トークでは、ゲートキーパー1万人達成記念として、これまでの講座で講師を務めていただいた4名の方にご登壇いただき、「養成講座の巡回から見えたこと」のテーマで活動報告と対談を行いました。
コーディネーター:心といのちを考える会 会長 袴田 俊英 氏
パ ネ リ ス ト :
特定非営利活動法人秋田いのちの電話 事務局長 阿部 恒夫 氏
日本産業カウンセラー協会 東北支部 秋田県運営部    小西 協平 氏
秋田・こころのネットワーク 会長          木場 和子 氏
秋田県仙北地域振興局福祉環境部(大仙保健所)   齋藤 智子 氏 
最後に秋田ふきのとう県民運動実行委員会 副会長 木場 和子より、閉会の挨拶を申し上げ、全プログラムを終了いたしました。

「相談支援者を支えるワークショップ」を行いました。
日付:令和6年9月28日(土) 場所:秋田県JAビル
秋田ふきのとう県民運動実行委員会では、自殺予防活動等の相談業務に従事する方を対象としたワークショップを開催しました。
当日は、医療・福祉の業務に従事されている方やさまざまな相談業務に携わっている方等、20名以上の方にご参加をいただきました。
メンタルクリニック秋田駅前の稲村茂先生、秋田大学医学系研究科の佐々木久長先生によるレクチャーと、秋田赤十字病院の橋本誠先生によるワークショップなど、非常に充実した時間となりました。
当団体としては初めての試みでしたが、また開催してほしいという嬉しいお声をたくさんいただきました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。


自殺予防街頭キャンペーン」を行いました。
日付:令和6年8月21日(水)
場所:秋田駅東西連絡通路「ぽぽろーど」
世界保健機関(WHO)が定めた世界自殺予防デー(9月10日)と、国内の10日~16日までの自殺予防週間に合わせ、自殺予防街頭キャンペーンを実施しました。
今回も、神部副知事、柿﨑秋田副市長はじめ、県・秋田市議会議員、秋田大学自殺予防総合研究センター、県・秋田市職員、ボランティア・民間団体の他、東日本旅客鉄道㈱秋田駅長と職員の皆さまに参加いただき、通勤通学で秋田駅前をご通行される約2,000人の方に、自殺予防に関するパンフレットやPR用ティシュなどを手渡し情報の提供と自殺予防への協力および命の大切さを訴えました。今年の1月から6月までの県警発表による自殺者数は前年同期間に比べて僅かに増加しております。
また、夏休み明けは自殺のリスクが高まると言われていることから、引き続き、相談会やマスメディア等による普及啓発等、自殺予防運動の取組みを続けてまいります。


秋田ふきのとう県民運動実行委員会 総会を行いました。
日付:令和6年6月26日(水) 場所:秋田県JAビル 7階 大会議室
稲村茂会長の開会挨拶では、今年度も高齢者支援に力を入れるとともに、中高年、若者対策も継続して行っていくことと、引き続き活動へのご理解とご協力をいただけるよう呼びかけました。
続いて、秋田県健康福祉部 保健・疾病対策課 政策監督 照井 秀雄様からも、コロナ禍以降の社会不安の中、高齢者の自殺率が高止まりしていることに加え、働き世代の経済問題や勤務問題も予断を許さない状況であることから、引き続き連携を強化して自殺防止に取り組んでいく旨、お話しがありました。
その後、議題に入り、令和5年度事業及び決算報告、令和6年度活動方針案・収支予算案について説明し、それぞれ可決承認されました。
総会終了後、コーディネーターのメンタルクリニック・秋田駅前院長の稲村茂先生が進行役となり、研修講座を行いました。
当実行委員会の今年度の活動テーマである、高齢者支援について学びを深めるため、講師には、秋田大学高齢者医療先端研究センター センター長の大田秀隆先生お招きし、「高齢者に特有の精神疾患~認知症とうつ病を中心に~」というテーマでご講演いただきました。
以上の内容の議案、研修をもって令和6年度総会を終了いたしました。

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「秋田県いのちの日に関わる自殺予防街頭キャンペーン」を行いました。
日付:令和6年3月1日(金)
場所:秋田駅東西連絡通路「ぽぽろーど」
「秋田県いのちの日」(3月1日=『ミンナノイノチ』と制定)に合わせて毎年行っている3月の街頭キャンペーンを、今年は1日にJR秋田駅東西連絡自由通路<ぽぽろーど>にて実施いたしました。
今回は、佐竹秋田県知事、秋田市柿﨑副市長、伊藤秋田市保健所長、東日本旅客鉄道株式会社橋本秋田駅長、秋田大学自殺予防総合研究センター尾野センター長をはじめ、「秋田県議会自殺予防対策議員連盟」の議員および「秋田市自殺対策を考える議員の会」の議員、県・秋田市職員、JR秋田駅職員、ボランティア、民間団体の約50人の方が参加されました。朝7時台から通勤通学で秋田駅をご通行される方に、自殺予防に関するパンフレット、相談会チラシ、PR用ティッシュなどを手渡しながら、「県民の一人の『いのち』は県民みんなの『いのち』です」「あなたの一言が大切な人の命を守ります」と呼びかけ、自殺予防への協力および命の大切さを訴えました。
また、このキャンペーンのほか、秋田県内ではこの後、マスメディア等による自殺予防の普及啓発、相談会などの自殺予防活動が実施されます。

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「令和5年度自殺予防新春フォーラム」を行いました。
日付:令和6年2月10日(土)
場所:秋田県JAビル 7階 大会議室
コロナ禍の影響で増加が続いていた県内の自殺者数が2年ぶりに前年を下回ったものの、その半数近くを占める高齢者の自殺率が高止まりしていることから、高齢者の支援をテーマにフォーラムを開催いたしました。
稲村 茂 会長の開会挨拶の後、市立秋田総合病院精神科科長の内藤信吾先生から、「高齢者のうつについて」というテーマでご講演いただきました。
スライドを使ってのお話の後、コーディネーターの稲村 茂 様(メンタルクリニック秋田駅前 院長)との対談形式で、補足説明や意見交換などが行われました。
後半は、高齢者の方の支援に取り組む皆さまにご登壇いただき、「高齢者の生きがいと健康づくり」というテーマで活動発表を行っていただきました。下記にご紹介いたします。(当日発表順)
・秋田県老人クラブ連合会 若手委員会委員長  髙橋 範夫 氏
・御所野地域包括支援センターけやき 包括・在介協会長  阿部 公一 氏
・秋田県看護協会 訪問看護ステーションあきた 部長  菊池 富貴子 氏  

三名の方に発表いただいた後、コーディネーターを務めていただいた秋田県薬剤師会副会長 石場 加奈栄 様より総括のコメントをいただきました。

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◆「自殺予防街頭キャンペーン」を行いました。
日付:令和5年12月1日(金)
場所:秋田駅東西連絡通路「ぽぽろーど」
2001年に国が自殺予防運動の日として定めた「いのちの日」(12月1日)に合わせて毎年行っている12月の街頭キャンペーンを、今年度も実施いたしました。
今回も、神部副知事、柿﨑秋田副市長はじめ、県・秋田市議会議員、県・秋田市職員、ボランティア・民間団体の他、東日本旅客鉄道㈱橋本秋田駅長と職員の皆さま等、約50人が参加されました。朝7時から通勤通学で秋田駅前をご通行される方2,000人の方に、「県民の一人の“いのち”は県民みんなの“いのち”です」「あなたの一言が大切な人の命を守ります」と声をかけながら、自殺予防に関するパンフレットや相談会チラシ、PR用ティッシュ等を配布し、相談窓口の周知と自殺予防への協力を呼びかけました。

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◆秋田ふきのとう県民運動実行委員会 総会を行いました。
日付:令和5年11月11日(土)
場所:秋田県社会福祉会館
第14回目となる、秋田ふきのとう県民運動大会を「秋田県社会福祉会館」(秋田市)において開催しました。
はじめに、開会の言葉を秋田ふきのとう県民運動実行委員会 副会長 須藤 広悦より申し上げ、続いて当実行委員会 会長 稲村 茂 より、開会の挨拶を申し上げました。
ご来賓には、秋田県副知事 神部 秀行様、秋田大学自殺予防総合研究センター センター長 尾野 恭一様、秋田市保健所 所長 伊藤 善信様、秋田県議会自殺予防対策議員連盟会長 北林 丈正様 にお越しいただき、ご挨拶を頂戴いたしました。
 その後は基調講演として、一岩手県医科大学 医学部 神経精神科学講座/災害・地域精神医学講座 教授 大塚耕太郎様にご登壇いただき、「岩手の自殺予防活動の進展と心がけていること」というテーマでお話いただきました。
その後、コーディネーターのメンタルクリニック秋田駅前院長 稲村 茂様との対談を行っていただきました。
後半は、「民・学・官・報連携トーク:『民・学・官・報』連携による自殺予防の提言」というテーマで、以下の方々による活動報告と対談を行いました。
コーディネーター:一般社団法人秋田県薬剤師会 副会長 石場 加奈栄 氏
パ ネ リ ス ト :
心といのちを考える会 会長 袴田 俊英 氏
秋田大学自殺予防総合研究センター 特任助教 岩澤 敦史 氏
秋田県健康福祉部 次長 石井 正人 氏
秋田魁新報社社会部 次長 高橋 さつき 氏
 最後に秋田ふきのとう県民運動実行委員会 副会長 三浦 幹也より、閉会の挨拶を申し上げ、全プログラムを終了いたしました。

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◆「自殺予防街頭キャンペーン」を行いました。
日付:令和5年9月12日(火)
場所:秋田駅東西連絡通路「ぽぽろーど」
世界保健機関(WHO)が定めた世界自殺予防デー(9月10日)と、国内の10日~16日までの自殺予防週間に合わせ、全県一斉の自殺予防街頭キャンペーンを実施しました。今回も、神部副知事、柿﨑秋田副市長はじめ、県・秋田市議会議員、秋田大学自殺予防総合研究センター、県・秋田市職員、ボランティア・民間団体の他、東日本旅客鉄道㈱橋本秋田駅長と職員の皆さまに参加いただき、朝7時から通勤通学で秋田駅前をご通行される約2,000人の方に、自殺予防に関するパンフレットやPR用ティシュなどを手渡し情報の提供と自殺予防への協力および命の大切さを訴えました。今年の1月から6月までの県警発表による自殺者数は前年に比べて減少しておりますが、さらなる減少に向けて自殺予防運動の取組みを続けてまいります。

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◆秋田ふきのとう県民運動実行委員会 総会を行いました。
日付:令和5年6月14日(水)
場所:秋田県JAビル 7階 大会議室
稲村茂会長の開会挨拶の後、秋田県健康福祉部 保健・疾病対策課 課長 渋谷 清美様からもご挨拶をいただきました。
その後、議題に入り、令和4年度事業及び決算報告、令和5年度活動方針案・収支予算案について説明し、それぞれ可決承認されました。また、稲村会長より、秋田大学自殺予防総合センターとの連携について、報告がありました。
総会終了後、研修講座として、「ゲートキーパー養成講座の趣旨と具体的な役割」というテーマで、講演を行いました。
講師は、一般社団法人秋田県医師会・メンタルクリニック秋田駅前 院長の稲村 茂氏、特定非営利活動法人秋田いのちの電話 副理事長 阿部 恒夫氏のお二方にご登壇いただきました。
前半、稲村氏から、演台の通りお話をいただいた後、阿部氏による昨年度のテキストを使っての「ゲートキーパー養成講座」を会場の皆さんに受講いただきました。最後に、自分のことを話してホッとする体験をするワークショップを行い、それぞれ感想をいただいて終了いたしました。

以上の内容の議案、研修をもって令和5年度総会を終了いたしました。


◆緊急自殺予防街頭キャンペーン」を行いました。
日付:令和5年5月24日(水)
場所:秋田駅東西連絡通路「ぽぽろーど」
例年、自殺予防デーがある9月と12月と3月に実施している自殺予防街頭キャンペーンですが、昨年末より秋田県内で自殺者が大幅増加していることを受けて、緊急の自殺予防街頭キャンペーンを実施いたしました。今回は、神部副知事、穂積秋田市長はじめ、県・秋田市議会議員、秋田大学自殺予防総合研究センター、県・秋田市職員、ボランティア・民間団体の皆さまに参加いただき、朝7時から通勤通学で秋田駅前をご通行される方に、自殺予防に関するパンフレットやPR用ティシュなどを手渡し、県民への情報提供と自殺予防への協力を呼びかけました。 また、この自殺予防緊急街頭キャンペーンは全県一斉で行われ、全県各地で命の大切さを訴える一日となりました。

過去の活動報告はこちらです(PDF)↓
平成22年(2010年)ー平成27年(2015年)
平成28年(2016年)−平成30年(2018年)
平成31年(2019年ー令和5年3月(2023年3月)
令和5年4月(2023年4月)ー令和6年3月(2024年3月)