活動報告
平成30年←平成28年

平成30年度「ゲートキーパー養成講座」
当実行委員会では、県の委託事業として平成30年度も「心はればれゲートキーパー養成講座」を開催しました。 
「ゲートキーパー」とは、
 □ 家族、友人、近隣の知り合い、職場の同僚・仲間など、身近な人の変化や悩みに気づき、声をかけてみて、必要な支援につなげていく役割をもつものです。
□ 特別な資格は必要なく、身近な人を見守るボランティアです。
 受講者には、支援につかうための「ゲートキーパーカード」「ゲートキーパーリング」お渡して活動のツールとしています。

 今年度の「心はればれゲートキーパー養成講座」開催実績としては
 (1)開催期間:平成30年9月26日~平成31年3月10日に開催
 (2)参加者数*県内9保健所管内、各1回ずつ計9回で288名が受講
  *出前講座として、要請先市町村・民間団体・企業等で9回、386名受講されました。
 (3)開催18回で総計674名の方が「心はればれゲートキーパー養成講座」を受講されました。
 お互いに助け合える、誰もが安心して暮らせる地域を目指して、ぜひ「心はればれゲートキーパー養成講座」について学び、行動してみませんか。
 今年度も引き続き開催いたしますので、新聞・チラシ等でご案内申し上げます。

平成31年3月7日(木):「秋田県いのちの日」に関わる自殺予防街頭キャンペーンを開催しました。
「秋田県いのちの日」(平成22年秋田ふきのとう県民運動設立時に、3月1日を『ミンナノイノチ』と決めました)に関わる街頭キャンペーンを6日繰り下げて、「秋田駅東西連絡自由通路 ぽぽろーど」で、当日は佐竹知事、鎌田秋田副市長はじめ県・秋田市議会議員、県・秋田市職員、民間団体、個人ボランティアのほか、JR東日本の佐藤駅長はじめ職員の皆様にも参加いただいて、「各種相談機関の窓口一覧」「総合相談会」などの相談に関するものや「守ろう大切ないのち」「若者サポートライン」自殺予防に関するチラシ・パンフレット、PR用ティッシュなど2,000人の通行客に手渡し、情報の提供と自殺予防への協力および命の大切さを訴えました。
また、このキャンペーンのほか、「秋田県いのちの日」に関連して、県内各市町村や保健所および民間団体主催による街頭キャンペーン、相談会などの自殺予防活動が実施されます。
平成30年11月30日(金):自殺予防街頭キャンペーンを開催しました。
自殺予防運動の日として国が「健康日本21」に定めた「いのちの日」(12月1日)を一日繰上げて、秋田駅東西連絡自由通路<ぽぽろーど>において自殺予防街頭キャンペーンを開催しました。
午前7:00から8:00まで、佐竹秋田県知事、鎌田秋田市副市長はじめ、「三浦秋田県議会福祉環境委員長」「秋田県議会自殺予防対策議員連盟」の議員および「秋田市自殺対策を考える議員の会」議員、県・秋田市職員、ボランティア、民間団体、個人のほか、JR東日本の佐藤秋田駅長様はじめ職員の皆様も参加していただきました。今回、約50名の参加者より「ふきのとうホットライン相談窓口一覧」、「総合相談会」などの各種相談に関するものや、県の自殺予防広報パンフレット、自殺予防PR用ティッシュなど2,000人の通行客に手渡して、情報の提供と自殺予防への協力を呼び掛けました。
 なお、県マスコットキャラクターの「んだッチ」も自殺予防街頭キャンペーンに参加しキャンペーンを盛り上げてくれました。
このほか県内各地において年末にかけ、各市町村・保健所主催のほか自殺予防団体主催による自殺予防街頭キャンペーンや相談会などが実施されます。
平成30年11月28日:「平成30年秋田ふきのとう県民運動大会」を開催しました。
第9回目となる県民運動大会を「秋田県生涯学習センター3階講堂」(秋田市)において開催しました。
開会にあたり佐藤久男実行委員会会長、堀井秋田県副知事、福田秋田市保健所次長の挨拶のあと、運動大会にご列席いただいた秋田県議会議員、秋田市議会議員をご紹介いたしました。
その後秋田県の自殺予防対策に対し、市町村との連携で先駆的活動を進め、リーダー的存在の役割を持って取り組んでおられます「メンタルハート八郎潟」会長の齋藤志郎様と「湯沢市傾聴ボランティアつながる手の会」代表の藤原隆平様から組織、活動内容についてご紹介いただきました。
講演会では、精神科医で一般社団法人認知行動療法研修開発センター理事長 大野裕氏より、「認知行動療法を使ってこころを元気にする」と題して講演をしていただきました。認知行動療法の中に、・変化に気づく・ひと息入れる・考えを整理する・期待する現実に近づくことでやる気にスイッチを入れ心を元気にすることを学びました。
つづいて大野先生とメンタルクリニック秋田駅前院長 稲村茂先生との対談で「認知行動療法の考え方を自殺予防にどう生かすか」と題し参加者と対話しながら一体となり盛り上がりました。
約160名の参加のもと今大会を盛大理に終了しております。
平成30年9月7日(金):秋田県自殺予防街頭キャンペーンを開催しました。
 世界保健機関(WHO)が定めた世界自殺予防デー(9月10日)と、国内の10日~16日までの自殺予防週間に合わせ、街頭キャンペーンを開催しました。
 これまで9月のキャンペーンは、10日に合わせて実施して参りましたが、今年度は3日繰上げて、秋田駅東西連絡自由通路<ぽぽろーど>で、朝の7時台に実施しました。
 今回は、佐竹知事、鎌田秋田副市長はじめ、「秋田県議会自殺予防対策議員連盟」の議員および「秋田市自殺対策を考える議員の会」の議員、県・秋田市職員、ボランティア、民間団体の約50人以上の方が参加されました。今回も保坂秋田駅長はじめJR職員の皆様に参加していただいて、「ふきのとうホットライン相談窓口一覧」、「総合相談会」など、自殺予防に関するパンフレット、PR用ティッシュなど2,000人の通行客に手渡して、県民への
情報提供と自殺予防への協力を呼びかけました。
 このほか、9月は県内各市町村・保健所はじめ自殺予防団体主催による街頭キャンペーンや相談会などが実施されます。
平成30年6月27日:「平成30年度実行委員会総会」を開催しました。
○日時  平成30年6月27日(水) 午後2時00分~午後4時40分(終了)
○会場  ルポールみずほ 2Fききょう (秋田市山王4-2-12)
開会挨拶後、議題に入り、平成29年度の事業及び決算報告、続いて平成30年度の活動
方針案及び予算案について説明、それぞれ可決承認されました。
今総会においては、役員の任期満了に伴う会長の交替ならびに新任役員人事案について
審議し、会長人事については袴田俊英現会長から、新会長としてNPO法人蜘蛛の糸の佐藤
久男理事長への交替案が承認されました。併せて新任役員案も同じく承認されました。
また、事務局体制も一新することとなりました。
議案終了後、研修講座として、秋田県健康福祉部 保健・疾病対策課主幹の野田新悦氏
より、「秋田県自殺対策計画の概要」について、データ、分析に基づいたポイントと今後の
自殺対策への取組について解説していただきました。このあと当実行委員会の袴田、佐藤新旧会長による「生きることの包括的支援トーク」に入り、「秋田モデルのこれまでとこれから」として、当実行委員会の設立準備、設立後の活動推移を振り返り、そして今後の秋田県自殺対策の目標、展望に向けてそれぞれの思いや意見を披露してくれました。
以上の内容の議案、研修をもって平成30年度総会を終了しました。
なお、欠席された会員には当日の配布資料等を送付しますのでご参照ください。
平成29年度「若年層自殺対策研修講座」を開催しました。
県から委託事業で、今年度も若年層の自殺対策に向け、「若い従業者のメンタルヘルスを考えるシンポジウム」を3月30日開催しました。今回は、若年労働者に焦点を絞り、近年、深刻化し大きな社会問題となっている過労による精神障害と自殺への対策強化、職場でのメンタルヘルス対策について学びました。
講師の東京慈恵会医科大学医学部 山内 貴史先生(精神保健疫学)より、「若年労働者の自殺・過労自殺を予防するために」と題し、豊富なデータに基づきながら自殺予防への対応すべきポイントを解説していただきました。続いて、山内先生、「NPO法人蜘蛛の糸」相談員の金澤 久美子氏、当実行委員会の袴田会長により、パワハラ対策、予防への重要性などを中心に、事例を交えながらのパネルディスカッションを行いました。
この研修講座には年度末開催にもかかわらず、行政関係者、相談機関、民間団体など44名の方が参加受講されました。
平成29年度「心はればれゲートキーパー養成講座」を開催しました。

県からの委託事業として、平成28年度に引き続き、「心はればれゲートキーパー養成講座」を開催しました。今年度は、県内9保健所管内において1回ずつ9回、新たな企画として、開催要請のあった団体、職域へ希望された日時・会場に訪問して行う「出前講座」を9回、計18会場で、10月19日より3月24日までの期間に亘って実施しました。
「ゲートキーパー」とは、
□家族・友人・近隣の知り合い・職場の同僚・仲間など、身近な人のちょっとした変化や悩みに気づき、声をかけてみて、必要な支援につなげていく役割をもつものです。
□特別な資格は必要ありません。身近な人を見守るボランティアです。
今年度の養成講座には延べ599名の県民の皆様が受講され、ゲートキーパーについての基礎知識、役割などを学んでいただき、受講された証として、支援に使うための「ゲートキーパーカード」と「ゲートキーパーリング」をお渡ししました。
今後も実施するための具体的な内容が決まりましたら、あらためてご案内をいたします。

平成30年3月3日(土):「秋田県いのちの日」に関わる自殺予防街頭キャンペーンを開催しました。
「秋田県いのちの日」(平成22年秋田ふきのとう県民運動設立時に、3月1日を『ミンナノイノチ』と決めました)に関わる街頭キャンペーンを2日繰り下げて、人通りの多い土曜日の午後に実施しました。このキャンペーンとしては第8回目の開催となり、今回の場所は、「西武秋田店前 大屋根下部」と「秋田駅東西連絡自由通路 ぽぽろーど」で、当日は堀井副知事、鎌田秋田副市長はじめ県・秋田市議会議員、秋田大学、県・秋田市職員、民間団体、ボランティア、個人の約70名が参加しました。今回もJRの職員の皆様にも参加していただいて、「各種相談機関の窓口一覧」、「総合相談会」などの相談に関するものや自殺予防に関するパンフレット、PR用ティッシュなど2,000人の通行、買物客に手渡し、情報の提供と自殺予防への協力および命の大切さを訴えました。
また、このキャンペーンのほか、「秋田県いのちの日」に関連して、県内各市町村や保健所および民間団体主催による街頭キャンペーン、相談会などの自殺予防活動が実施されます。
平成29年12月1日(金):自殺予防街頭キャンペーンを開催しました。
自殺予防運動の日として国が「健康日本21」に定めた「いのちの日」(12月1日)に合わせ、秋田駅東西連絡自由通路<ぽぽろーど>において街頭キャンペーンを開催しました。
午前7:05から8:00まで、佐竹知事、穂積秋田市長はじめ、「秋田県議会自殺予防対策議員連盟」の議員および「秋田市自殺対策を考える議員の会」議員、県・秋田市職員、ボランティア、民間団体、個人のほか、JR東日本の保坂秋田駅長様はじめ職員の皆様も参加していただきました。今回、約60名の参加者より「ふきのとうホットライン相談窓口一覧」、「総合相談会」などの各種相談に関するものや、県の自殺予防広報パンフレット、自殺予防PR用ティッシュなど2,000人の通行客に手渡して、情報の提供と自殺予防への協力を呼び掛けました。
 なお、これまでの各街頭キャンペーンに毎回応援、協力してくれた県マスコットキャラクターの「スギッチ」が11月29日で引退したことにより、後任のPRキャラクター「んだッチ」が初登場し、キャンペーンを盛り上げてくれました。
このほか県内各地において年末にかけ、各市町村・保健所主催のほか自殺予防団体主催による街頭キャンペーンや相談会などが実施されます。
平成29年11月4日:「平成29年秋田ふきのとう県民運動大会」を開催しました。
第8回目となる県民運動大会を「ルポールみずほ」(秋田市)において開催しました。
開会にあたり袴田実行委員会会長、保坂秋田県健康福祉部長、佐藤秋田市保健所次長の挨拶のあと、「高齢者の生きがいづくりと自殺防止」を主眼として募集した、第6回「いきいきシルバー川柳」の入選5作品と審査員特別賞1作品の紹介、表彰、講評を行いました(今回337句の応募作品の中から入賞された作品をトップページに掲載しております)。表彰に出席された最優秀賞の秋田市・相澤信清さん、優秀賞の八郎潟町・谷村さゆ子さんと秋田市・斎藤千瑳さん、優良賞の三種町・篠田健三さんと秋田市・石田幸栄さんに賞状と副賞の授与を行いました。表彰後、選者の一人である詩人でエッセイストのあゆかわ のぼるさんより入選作品を中心に、応募作品全般にわたる講評を行っていただきました。
今回、初めての企画として県内における自殺予防活動団体の活動紹介を取り入れ、「秋田・こころのネットワーク」副会長の三浦幹也さんより、設立から現在の活動状況について発表していただきました。
講演会では、弁護士で公益財団法人さわやか福祉財団会長の堀田 力氏より、「自分の肯定」と題して講演をしていただきました。勉強や就職活動などで思うようにいかず、社会から必要とされていないと感じるストレスが限界を超えたときに自殺を考えるようになるとして、そうならないような楽しい社会をみんなで実現することが必要であることなど、80分間にわたり事例も紹介しながらお話をしてくれました。
約120名の参加のもと今大会を終了しております。
平成29年9月7日(水):秋田県自殺予防街頭キャンペーンを開催しました。
世界保健機関(WHO)が定めた世界自殺予防デー(9月10日)と、国内の10日~16日までの自殺予防週間に合わせ、街頭キャンペーンを開催しました。
これまで9月のキャンペーンは、10日に実施してきましたが、今回は本県において「ねんりんピック」(9日~12日)が開催されることもあり、3日繰上げて秋田駅東西連絡自由通路<ぽぽろーど>で、朝の7時台に実施しました。
今回は、佐竹知事、鎌田秋田副市長はじめ、「秋田県議会自殺予防対策議員連盟」の議員および「秋田市自殺対策を考える議員の会」の議員、県・秋田市職員、ボランティア、民間団体の約50人以上の方が参加されました。今回も保坂秋田駅長はじめJR職員の皆様に参加していただいて、「ふきのとうホットライン相談窓口一覧」、「総合相談会」など、自殺予防に関するパンフレット、PR用ティッシュなど2,000人の通行客に手渡して、県民への情報提供と自殺予防への協力を呼びかけました。
 このほか、9月は県内各市町村・保健所はじめ自殺予防団体主催による街頭キャンペーンや相談会などが実施されます。
平成29年8月2日:「平成29年度実行委員会総会」を開催しました。
○日時 平成29年8月2日(水) 午後1時30分~午後4時30分
○会 場 秋田県社会福祉会館 9F第三会議室 (秋田市旭北栄町1-5)

開会挨拶後、議案に入り、秋田県の自殺の状況、次に平成28年度の事業及び決算報告、続いて平成29年度の活動方針案及び予算案について説明、それぞれ可決承認されました。      
議案終了後、NPO法人蜘蛛の糸の佐藤理事長より、「改正自殺対策基本法と改正自殺総合対策大綱」について、及び「蜘蛛の糸の相談活動」について、ポイントの説明と重要項目
を解説していただきました。次第最後の研修講座において、秋田大学の佐々木 久長先生より、28年度実施した「心はればれゲートキーパー養成講座」の参加者アンケート結果の分析に基づいて、ゲートキーパーの意義、役割の重要性をあらためて解説していただきました。県内の自殺者減少に不可欠なゲートキーパーの底辺を広げるために、今年度も当実行委員会の主催運営で養成講座を開催することとなりました。
以上の内容の議案、研修をもって平成29年度総会を終了しました。
なお、欠席された会員には当日の配布資料を送付しておりますのでご参照ください。

平成28年度「若年層の心理に関する研修会」を開催しました。
県からの今年度委託事業の一環で、若年層の自殺予防対策として「若年層の心理に関する研修会 ~20代・30代の自殺を防ぐために~ 」を開催しました。近年、県内自殺者のうち20代・30代は約2割を占める状況となってきております。このため、自殺予防に向けて、十分な知識を身につけ、効果的な相談対応ができるためのスキルアップを図る研修会を実施しました。
講師として、はじめに秋田大学の佐々木久長先生より、「秋田県の若年層の自殺を防ぐために私たちにできることを考える」と題して若年層の自殺への心理状態、相談者への対応すべきポイントを解説していただきました。続いて、藤里町社会福祉協議会の菊池まゆみ会長より、「若者を追い込まない地域福祉支援」について、同社協のこれまでの取組みの流れ、具体的な事例を紹介して若者対策のあり方をわかりやすくお話をしていただきました。
この研修会には、民生委員、行政関係者、民間ボランティア団体・個人など約70名の方が受講されました。
平成29年3月1日(水):「秋田県いのちの日」における自殺予防街頭キャンペーンを開催しました。
秋田県いのちの日」(平成22年秋田ふきのとう県民運動設立時に、3月1日を『ミンナノイノチ』と決めました)に合わせ、秋田駅東西連絡自由通路<ぽぽろーど>において街頭キャンペーンを開催しました。このキャンペーンとしては第7回目の開催です。
午前7:05から8:00まで、堀井副知事、穂積秋田市長はじめ、県議員および「秋田市自殺対策を考える議員の会」議員、県・秋田市職員、ボランティア、民間団体、個人の約70人が参加され、前回同様、秋田市消防本部職員の皆様、JR東日本の保坂秋田駅長様はじめ職員の皆様にも一緒に参加していただきました。また、県の「スギッチ」のほか、今回初めて、鹿角市、八郎潟町、秋田市、仙北市、湯沢市より、マスコットキャラクターも登場
してPRに向け多大なる協力をしてくれました。
このキャンペーンでは、「ふきのとうホットライン相談窓口一覧」などの各種相談に関するものや、自殺予防広報パンフレット、自殺予防PR用ティッシュなど2,000人の通行客に手渡して、情報の提供と自殺予防への協力を呼び掛けました。
 このほか、3月において、県内各市町村・保健所はじめ自殺予防団体主催による街頭キャンペーンや相談会などが実施されます。
平成28年度「秋田県 心はればれゲートキーパー養成講座」を開催しました。
当実行委員会では、県からの委託事業として、「秋田県 心はればれゲートキーパー養成講座」を開催しました。12月14日よりスタートして2月23日までの期間において、県内9カ所の保健所を単位に、同じ内容の講座を各保健所で2回ずつ行い、合計18回実施しました。

あらためて、「ゲートキーパー」とは、
 □ 家族・友人・近隣の知り合い・職場の同僚・仲間など、身近な人のちょっとした変化や悩みに気づき、声をかけてみて、必要な支援につなげていく役割をもつものです。
 □ 特別な資格は必要ではありません。身近な人を見守るボランティアです。

この養成講座には延べ537名の県民の皆様が受講され、悩みに気づくためのポイント、声掛けのコツ、支援先へのつなげ方などを学んでいただきました。そして、受講された証として、支援に使うための「ゲートキーパーカード」と「ゲートキーパーリング」をお渡ししております。
今後も裾野を広げていくために、平成29年度も実施する予定です。具体的な実施内容が
決まりましたらご案内いたします。

平成28年12月1日(木):自殺予防街頭キャンペーンを開催しました。
自殺予防運動の日として国が「健康日本21」に定めた「いのちの日」(12月1日)に合わせ、秋田駅東西連絡自由通路<ぽぽろーど>において街頭キャンペーンを開催しました。
午前7:05から8:00まで、佐竹知事、鎌田秋田副市長はじめ、「秋田県議会自殺予防対策議員連盟」の議員および「秋田市自殺対策を考える議員の会」議員、県・秋田市職員、ボランティア、民間団体、個人の約40人が参加されました。今回初めて秋田市消防本部職員の皆様に加わっていただき、またJR東日本の保坂秋田駅長様はじめ職員の皆様にも一緒に参加していただいて、「ふきのとうホットライン相談窓口一覧」、「総合相談会」などの各種相談に関するものや、県の自殺予防広報パンフレット、自殺予防PR用ティッシュなど2,000人の通行客に手渡して、情報の提供と自殺予防への協力を呼び掛けました。
 このほか県内各地において年末にかけ、各市町村・保健所主催のほか自殺予防団体主催による街頭キャンペーンや相談会などが実施されます。
平成28年11月26日:「平成28年秋田ふきのとう県民運動大会」を開催しました。
第7回目となる県民運動大会を秋田ビューホテル(秋田市)において開催しました。
開会にあたり袴田実行委員会会長、堀井副知事、伊藤秋田市保健所長の挨拶のあと、「高齢者の生きがいづくりと自殺防止」を主眼として募集した、第5回「いきいきシルバー川柳」の入選5作品と審査員特別賞1作品の紹介、表彰、講評を行いました(今回286句の応募作品の中から入賞された作品をトップページに掲載しております)。表彰に出席された最優秀賞の秋田市・三浦まさみさん、優秀賞の秋田市・松本 忠さんと秋田市・渡邊次夫さん、優良賞の五城目町・伊藤美千代さんと大仙市・京野光佑子さんに賞状と副賞の授与を行いました。表彰後、選者の一人である詩人でエッセイストのあゆかわ のぼるさんより入選作品を中心に、応募作品全般にわたる講評を行っていただきました。
講演会ではノンフィクション作家で評論家の柳田邦男氏より、「危機の時代のこころといのち」と題しての講演をしていただきました。さまざまな視点から命の大切さを中心に、90分間にわたり豊富な体験談や事例などを取り入れながら話をしてくれました。
  本大会には約150名の出席者のもと、今年度大会を終了することができました。
平成28年9月10日(土):秋田県自殺予防対策街頭キャンペーンを開催しました。
世界保健機関(WHO)が定めた世界自殺予防デー(9月10日)に合わせ、街頭キャンペーンを開催しました。
この9月のキャンペーンとしては、これまで秋田駅東西連絡自由通路<ぽぽろーど>において、朝の7時台に通勤・通学者の多い時間帯に行ってきましたが、今回は、午後1時15分から2時30分の時間帯に変更し、また場所も<ぽぽろーど>のほか、「西武秋田店前大屋根下部」、「フォーラスビル前歩道」の場所を加えて、買物客や一般の通行客の皆さんを対象に実施しました。
今回は、佐竹知事、鎌田秋田副市長はじめ、「秋田県議会自殺予防対策議員連盟」の議員および「秋田市自殺対策を考える議員の会」の議員、県・秋田市職員、ボランティア、民間団体、個人の約40人が参加しました。今回もJR東日本秋田支社より保坂秋田駅長と職員の皆様に一緒に参加していただいて、「ふきのとうホットライン相談窓口一覧」、「総合相談会」、など自殺予防に関するパンフレット、PR用ティッシュなど2,000人の通行客に手渡して、県民への情報提供と自殺予防への協力を呼び掛けました。
 このほか県内各地において、各市町村、保健所主催のほか自殺予防団体主催による街頭キャンペーンや相談会などが実施されました。
平成28年7月6日:「平成28年度実行委員会総会」を開催しました。
○日時  平成28年7月6日(水) 午後2時00分~午後5時10分
○会場  秋田県総合保健センター 2F第1研修室 (秋田市千秋久保田町6-6)
開会挨拶後、議案に入り、まず秋田県の自殺の状況と自殺対策基本法一部改正のポイント説明を行いました。次に平成27年度の事業及び決算報告、続いて平成28年度の活動方針案及び予算案について説明、それぞれ可決承認されました。
議案終了後の「ゲートキーパー養成について」の研修講座において、秋田大学の佐々木 久長先生よりゲートキーパーの意義、役割の重要性を中心についてわかりやすく解説していただきました。秋田県の自殺者減少のためにはゲートキーパーの存在が不可欠であり、当実行委員会では県からの委託により、今年度、県内保健所管内で計18回の養成研修を開催することとなりました。主催運営するにあたって、事前に基礎知識と認識の共有化を図りながら活動の輪を広げていくための方法を学びました。
以上の内容の議案、研修をもって平成28年度総会を終了しました。
なお、欠席された会員には当日の配布資料などを送付しておりますのでご参照ください。
高齢者と若年層の自殺予防についての研修会を開催しました。
秋田県の自殺者のうち、65歳以上の高齢者が毎年、県全体の4割以上を占めつつ増加していると共に、20歳以下の若年層も2年連続して増加している状況にあります。
当実行委員会では、県の「心はればれ県民運動推進事業」のうち高齢者及び若年層対策として、それぞれ日常的に接する機会の多い関係者を対象にした研修会を実施しました。
自殺予防の裾野を広げ、悩みを抱えている人に気づき声をかけて必要な支援につなげる「ゲートキーパー」について学ぶ研修会です。

「ゲートキーパー養成研修」(高齢者対策)
 (1)中央会場(秋田市)、(2)県南会場(大仙市)、(3)県北会場(北秋田市)の3会場で開催しました。それぞれ講師に精神科医を招いて、高齢者の心の健康に関することを主体に高齢者の心の変化や悩みのサインの気づき方などについて、福祉介護職員、行政関係者、民生委員、民間の相談員・個人など各会場約60名の参加のもとに研修を行いました。

(1)中央会場(秋田市)

(2)県南会場(大仙市)

(3)県北会場(北秋田市)

「若年層の心理についての研修会」(若年層対策)
 講師に秋田大学の佐々木 久長先生と大阪府 四天王寺小・中学校カウンセラーで臨床心理士、学校心理士スーパーバイザーの阪中 順子先生を招いて、講演やグループワークを通じて、ゲートキーパーの役割、自殺を考える若年層への接し方を学んだほか、
 相談に当って子どもとの信頼関係を築くことの重要性を学びました。この研修会には、
 教職員関係者、行政関係者、民生・児童委員、民間団体・個人など約100名の参加者が受講しました。
平成28年2月27日(土):「秋田県いのちの日」に関わる自殺予防街頭キャンペーンを開催しました。
「秋田県いのちの日」(平成22年秋田ふきのとう県民運動設立時に、3月1日を『ミンナノイノチ』と決めました)に関わる街頭キャンペーンを3日繰り上げて開催しました。このキャンペーンとしては第6回目となりますが、前年に引き続き、人通りの多い土曜日の午後に実施しました。場所は秋田駅東西連絡自由通路「ぽぽろーど」、西武秋田店前「大屋根下買物広場」、「フォーラスビル前歩道」の3カ所で、当日は堀井副知事、鎌田秋田副市長はじめ県・秋田市議会議員、秋田大学、県・秋田市職員、民間団体、ボランティアの約40人が参加しました。今回もJR東日本秋田支社の職員の皆様に一緒に参加していただいて、「各種相談機関の窓口一覧」、「総合相談会」などの相談に関するものや「気づき・見守り活動」を案内したチラシ、パンフレット、PR用ティッシュなど2,000人の通行、買物客に手渡し、県民に対して情報の提供と自殺予防への協力および命の大切さを訴えました。
また、このキャンペーンのほか、「秋田県いのちの日」に関連して、県内各市町村や保健所および民間団体主催による街頭キャンペーン、相談会などの自殺予防活動が実施されます。